Lens — Compare モード

シーケンスやレイヤーを 2つ以上選択した状態で Lens を開くと、Inspect ではなく Compare モードで起動します。

Lens の Compare モード — 2 ソースの縦ワイプ比較
Lens の Compare モード — 2 ソースの縦ワイプ比較

macOS のメニューラベルも自動的に Lens で比較 に切り替わるため、同種のシーケンス同士はもちろん、同じ EXR の異なるレイヤー同士も並べて比較できます。

上部のソースリストには選択中のソースが順に列挙され、5 件を超えるとリスト内だけがスクロールします。各行をクリックするとそのソースだけを残す形で Lens が単一ソースの Inspect モードに畳まれます。3 件以上選んだ場合は中央の A/B プレビューと A/B フレームグリッドは表示されず、共通ファイル情報と下段のメタデータ比較ビューのみが並びます。

3 ソース以上を選択したときの比較ビュー
3 ソース以上を選択したときの比較ビュー

比較モード

A/B プレビューは選択が ちょうど 2 件のとき に有効です。中央上のセグメンテッドコントロール(初期値: 縦ワイプ)で表示方法を切り替えると、選択は次回以降も保持されます。リストの並び順がそのまま A / B に対応します。

モード操作用途
縦ワイププレビュー上を左右にドラッグ縦の境界線で左に A、右に B を切り分け
横ワイププレビュー上を上下にドラッグ上下分割で上に A、下に B を切り分け
ブレンドプレビュー上の左右ドラッグ、またはツールバーの A↔B スライダ半透明合成で差分を探す
差分操作不要差分合成でピクセル単位の差をハイライト
フリッププレビューをプレスホールド押している間だけ B を表示し、高速に切り替えて比較

ワイプ時には境界線上に円形ハンドルが描かれ、ポインタを押した位置までその場で吸い付くため、境界位置やブレンド比率を直感的に追い込めます。フリップは押下中にモードを切り替えても、ポインタを離した時点で必ず A 側に戻ります。

フレームとレイヤー

プレビュー下には A / B それぞれのフレームグリッドが並び、独立にアクティブフレームを指定できます。グリッドのスクロール位置は A↔B 間で比率ベースに同期され、長さの違うシーケンスでも対応位置がほぼ揃います。

Lens にフォーカスがある間は以下のキーボード操作が使えます。

  • / : A と B のアクティブフレームを同時に ±1 送る。
  • / : A 側グリッドの 1 行分だけ A と B を同時にジャンプする。
  • PageUp / PageDown: 選択シーケンスのページ送りに同期する。
  • Cmd/Ctrl+A / Cmd/Ctrl+Shift+A: A・B 両方のフレームグリッドに対して一括選択 / 解除。

A 側と B 側だけを個別に送るショートカットは現状ありません。レイヤーグリッドも A/B を独立して扱えるため、同じ EXR の beauty と diffuse をワイプで突き合わせる、といったワークフローも可能です。

同じ EXR のレイヤー同士を比較
同じ EXR のレイヤー同士を比較

メタデータ比較ビュー

下段のメタデータ比較ビューは A / B(3 件以上選んだ場合はすべてのソース)のメタデータをカテゴリタブ(File / Image / Color / 各レンダラセクション / Raw など)に分けて並列表示し、値が一致しない行はキー名をアンバーでハイライトします。アクティブタブは Inspect モードと同じものが共有・保持されるため、レンダリングバージョン間の差分や、レイヤー間のカラースペース違いを素早く突き止められます。