Anomaly(異常検知)
欠落 のように欠けてはいないものの、他のフレームから著しく外れているフレームを含むシーケンスを 異常 ステータスでハイライトする機能です。

部分書き出しの失敗、サイズが極端に小さい/大きいコマ、タイムスタンプの飛びといった「あるはずだが怪しい」状態を、書き出し前に拾い上げることを目的としています。
フィルタバーのスライダー型アイコン(異常検出設定)からポップオーバーを開きます。1つでも有効なルールがあるとアイコンは amber に変わります。ポップオーバー上部のスイッチで Anomaly 検知そのものの ON/OFF、右側の シンプル / 詳細 で 2つのモードを切り替えます。シンプル から空の 詳細 に切り替えた場合のみ、シンプルモードと同じ 3 ルール(ゼロバイトガード・サイズの近隣比較 ±50%・更新時刻の近隣比較 600 秒)が初期ルールとしてシードされます。
シンプルモード(デフォルト)
サイズと更新時刻の 2つの軸を独立にチェックボックスでトグルできる、もっとも一般的なプリセットです。内部的には次の 3 ルールに展開されます。
- Size — 0 バイトフレームを弾くゼロバイトガードと、中央値から指定比率以上ズレるフレームを異常とみなすチェック(初期値 ±50%、範囲 ±1%〜±400%)を組み合わせます。
- Mtime — 隣接フレームと比較して指定秒数以上開いているフレームを異常とみなします(初期値 600 秒、範囲 1 秒〜1 日)。
各行のスライダーは対数スケールで、右端に現在値(±xx% / 秒・分・時・日)が表示されます。
詳細モード
任意数のルールを追加し、AND / OR(初期値は OR)で結合できます。各ルールは「対象の値」(サイズ、更新時刻、メタデータのキーパス)と判定モードの組み合わせです。ルールを追加 のドロップダウンには、組み込みのサイズ・更新時刻と、現在の列設定で追加されているキーパス列が一覧されます。
| 値の種類 | 判定モード | 補助パラメータ |
|---|---|---|
| 数値 | 中央値 / 近隣フレーム / 最小 / 最大 / 最頻値 / 等しい / 等しくない / 空 / 空でない | 許容比率(中央値・近隣で使用)、参照範囲(近隣で使用、片側、既定 1)、しきい値(サイズはバイト) |
| 日付 | 中央値 / 近隣フレーム / 最頻値 / 空 / 空でない | 許容秒数、参照範囲 |
| 文字列 | 等しい / 等しくない / 含む / 含まない / 前方一致 / 後方一致 / 正規表現一致 / 最頻値 / 空 / 空でない | 比較対象文字列(正規表現一致では正規表現。空文字を入れた場合は判定をスキップ) |
| 真偽値 | true / false / 最頻値 / 空 / 空でない | — |
各ルール行は、左のチェックボックスで個別の有効化、中央のセレクトで判定モード切替、右端の × で削除できます。無効化中の行は薄く表示されます。
結果の確認と活用

検知結果は ステータス 列の 異常 バッジ(amber)として表示され、各シーケンスのフレームストリップ上でも該当フレームが amber でマークされます。フィルタバーのステータスフィルタから 異常 を選ぶとシーケンス単位で絞り込め、フレームストリップの右クリックメニューにある 異常フレームを選択 で該当フレームだけを一括選択して、そのまま再書き出し・コピー・削除に繋げるのが典型的なワークフローです。