異常検出
サイズや更新時刻などが周囲と大きく違うフレームを見つける条件の設定方法を説明します。

異常検出は、抜けてはいないけれど確認したいフレームを見つけるための機能です。たとえば、書き出しに失敗して極端に小さくなったフレーム、周囲と更新時刻が大きく違うフレームなどを探せます。
フィルタバーのスライダー型アイコン(異常検出設定)から設定を開きます。1 つでも有効なルールがあると、アイコンの色が変わります。上部のスイッチで異常検出のオン/オフを切り替え、シンプル / 詳細 で設定方法を選びます。
異常検出の設定はプロジェクト単位で保存されます(未設定のときはグローバル設定がフォールバックとして使われます)。
シンプルモード(デフォルト)
シンプルモードでは、サイズと更新時刻をチェックできます。通常はこちらから始めるのがおすすめです。
- サイズ — 0 バイトのフレーム、または周囲のフレームと比べてサイズが大きく違うフレームを見つけます。
- 更新時刻 — 隣のフレームと比べて更新時刻が大きく離れているフレームを見つけます。
各行のスライダーは対数スケールで、右端に現在値(サイズは ±n%、更新時刻は ±n 秒 / ±n 分 / ±n 時間 / ±n 日)が表示されます。
詳細モード
詳細モードでは、サイズ、更新時刻、メタデータ列を使って条件を組み合わせられます。複数のルールは AND / OR でつなげます。ルールを追加 には、組み込みのサイズ・更新時刻と、現在追加されているメタデータ列が表示されます。
| 値の種類 | 判定モード | 主なパラメータ |
|---|---|---|
| 数値 | 中央値 / 隣接 / 最小値 / 最大値 / 一致 / 不一致(メタデータ列はさらに 最頻値 / 欠落 / 存在) | 許容範囲(中央値・隣接)、ウィンドウ(隣接、既定 3)、最小 / 最大 / 値(サイズは B / KB / MB / GB の単位を選択) |
| 日付 | 中央値 / 隣接 / より前 / より後(メタデータ列はさらに 最頻値 / 欠落 / 存在) | 許容範囲(中央値・隣接、単位: 秒)、ウィンドウ(隣接)、より前 / より後(基準日時を指定) |
| 文字列 | 一致 / 不一致 / 含む / 含まない / で始まる / で終わる / 正規表現 / 最頻値 / 欠落 / 存在 | 値(比較対象。正規表現では正規表現パターン。空にすると判定をスキップ) |
| 真偽値 | True / False / 最頻値 / 欠落 / 存在 | — |
最頻値・欠落・存在 はメタデータ列でのみ選べます。組み込みのサイズ・更新時刻は常に値を持つため、これらのモードは表示されません。より前 / より後 は更新時刻と日付型のメタデータ列で使え、基準日時より前/後のフレームを異常として検出します。
各ルールは、左のチェックボックスでオン/オフ、中央のメニューで判定方法の変更、右端の × で削除できます。
結果の確認と活用

検出されたシーケンスは ステータス 列に 異常 と表示されます。該当フレームは、行の下端にあるフレームストリップ上でも色付きで示されます。
異常だけを確認したい場合は、フィルタバーで 異常 を選びます。異常検出がオフのときに 異常 を選ぶと、自動でオンになります。
該当する項目をまとめて選択するには 異常を選択 を使います。選択 メニューやコマンドパレットから実行でき、テーブル内の異常なシーケンスを一括で選択します。Lens のフレーム一覧(フレームグリッド)では、右クリックメニューの 異常フレームを選択 で、そのシーケンス内の該当フレームだけを選択できます。